5.カラースペース(CMYK・RGB)
このカテゴリはDTPにおいてとても重要なカテゴリです。
なるべく、わかりやすく説明しようと思うのですがそのため文書が多くなるとおもいます。
他のサイト・文献なども活用しより理解を深めたいところです。くじけずにいきましょう!
ここではタイトルのCMYK・RGBの他関連した項目も合わせて学習しましょう。
・プロファイルのこと
・マッチングのこと
・キャリブレーションのこと
・色校正プルーフのこと
カラースペースとは、色を表現する方法です。大きく分類して2通りあります。
RGB
まずはRGBです。Red,Green、Blueの頭文字です。
パソコンの画面(ディスプレイ)が代表的なものです。
全ての色が重なると白になります。加法混色といいます(光の3原色)。
そもそも、人間が色を感じる仕組みが青感体・緑感体・赤感体という視神経があり、
それらが様々な色を感じています。そこから同じ原理のRGB(加法混色)が採用されたと思われます。
また可視光線(人間が感じることの出来る色の光線)の波長は380~780nm(ナノメータ)
400~500nm/青光域
500~600nm/緑光域
600~700nm/赤光域
400nm未満を紫外線・700nm以上を赤外線といいます。
コンピュータでの表現方法は各色0~255までの数字の組み合わせです。R-0・G-0・B-0で黒です。
CMYK
次にCMYKです。 シアン、マゼンタ・イエロー・ブラック(プリンタ・印刷・絵の具などが代表的なものです)
CMYKは本来はCMYの3色で全て表現できます。全て重ねると黒になります。減法混色といいます。
全ての色が同じ割合で重ならないとうまく黒の階調が表現できません。それを補う形で
Kが加わりました。何故ブラックがKなのか?Bと表現するとブルーと勘違いするという節があります。
詳しくはよく分かりません。とにかく黒はKです。
コンピュータでの表現方法は各色0~100(率%)の数字の組み合わせC-0・M-0・Y-0・K-0は白です。
※印刷ではRGBカラーの表現はできません。
何故出来ないのか。
・原理が根本的に違います。(加法・減法混色)
・表現できる色の空間が異なります。CMYKは表現できる色がRGBより少ない。
モニタ上の明るい緑や明るいピンク・明るいブルー等は表現できません。
しかし最近のプリンタではかなり表現できるようになりました。
それは、CMYK以外にライトマゼンタ・ライトシアン等の中間色を付加え不足部分を補ったため
表現できるようになりました。印刷でも6色印刷(ヘキサクローム印刷)という手法で印刷する所もあります。
プロファイルとマッチング・キャリブレーションについて
プロファイルとは RGBを例に取ります。(CMYKも同様の考え方です。)
代表的な物にsRGBとAdobeRGBがあります。どちらもRGBの色を定義した物です。
しかし同じ値にしても両者で若干色が違います。というのは緑って何色?という話です。
例えば:CMYKのC100Y100をRGBに変換すると(R0G152B75)になります。(今のプロファイルを使うと)
これを別のプロファイルにすると違った値になります。(R0G150B73)という風に。
だれかが決めなければいけませんね。それらを決めたものと考えて下さい。
プロファイルはいくつもあります。それらの中からどれを使用すればいいのかという話になります。
一般的に現在ではRGBはAdobeRGB、CMYKはJapancolor2001の組み合わせが主流です。
プロファイルが違うとどうなるか?
当然ですが違った結果になります。
データにプロファイルが埋め込んである場合は事前によく確認しましょう。
最近のデジカメデータのほとんどはプロファイルが埋め込まれます。
使用している普通の人は理解していないのが現状です。
ここで大事になるのがマッチングです。
マッチング(カラーマッチング)とは簡単にいうと、モニタの色・プリンタの色・印刷の色が全て同じになるように
マッチングさせることをいいます。全てのパソコン・モニタ・プリンタ・印刷の色が同じになるのが理想です。
そんなことがほんとうにできるのか?ほぼ不可能(私的見解)??
なぜなら経時変化(時間と共に変化する)をどうするのかという問題です。例えばモニタの色は古くなると変わってきます。
プリンタも同じです。日々変化していると思います。印刷も湿度・温度など様々な条件で異なってきます。
これらの問題を若干解決するのにキャリブレーションというものがあります。
マッチングとは別のものです。元の状態に戻す。という意味合いです。調整した時に戻すといった感じでしょうか。
色は人間の主観が全てです。赤と言っても人それぞれ赤の感覚がちがうものです。
それらを基準化し同じ環境下にするのが色の世界の永遠のテーマかと思います。(私的見解)
モニタの色温度(白色点)について
モニタの色を調整するのに色温度という項目があります。
通常は7000K(ケルビン)~9000K程度に設定されています。
印刷の作業環境は5000Kです。モニタも同様合わせましょう。
ガンマという項目も通常は2.2ですが印刷の作業環境に合わせるため1.8にしましょう。
上の2項目を調整した時に極端に黄色っぽくなるモニタがあります。あまり違和感があるようでしたら
6000K程度に戻して使う場合もあります。詳細はモニタの説明書など参照して下さい。
また、安価なモニタやOSによっては調整が出来ない場合もあります。
カラープルーフ・色校正について
クライアントとの色の確認方法ですが、様々な方法や考え方あると思います。
1マッチング(印刷とプリンタ)された環境下で出力したものをクライアントに提示する。
2実際印刷機で印刷した物をクライアントに提示する。
3お客様が持ち込んだ見本に合わせる。
1が理想的であると思います。(私的見解)
2も確実ですが、時間とコストの問題があります。
3は物理的に不可能な場合がほとんどです。一般のプリンタの多くは印刷よりも表できる色が多彩です。
事前にクライアント側に色の説明(印刷で表現できる色)をよくしないで印刷するとトラブルの原因になります。




